おはようございます。

 

前回のハナシに引き続きお客様からの会話で

生れた言葉できになった点を紹介します。

 

約1年くらい土地をさがしているのですが、

なかなかいい土地がみつからないとの話でした。

長いスパンでさがしているので本気度もまだ高くないみたいですが。。

 

巡り合えないその要因の１つは、決断力の問題があるかもしれません。
でも、最大の要因は、思い描いているような理想の土地に
こだわりすぎていることかもしれません。

どういうことかご説明します。

なかなか土地が見つからない方が
絶対条件として掲げている条件があります。
それは『南側道路の土地がいい』という条件です。
要するに日当たりが良さそうな土地ということです。

これは、土地を買う誰もが『そうしたい！』と考える事ですが、
実際のところは、南側道路の土地は、
そうそうあるわけではありませし、売れる土地なので、

不動産屋さんも強気の値段設定をするからです。

 

じゃあ、高いお金を出すのはいいとして、
日当たりがよさそうな土地だからといって、
必ずしも日当たりがいい家が建てられるのでしょうか？

ちょっと目をつぶって思い浮かべてみてください・・・

南側道路沿いに立ち並ぶ家を思い出してみてください。
とってもキレイでお洒落な家が、たくさん建ち並んでいます。

その家は日当たりはとってもいいでしょう。
なぜなら、南側があなたが車を運転している道路だからです。
家の南面には大きな窓を、みんなが設けていることでしょう。

でも、よ〜く思い出してみてください・・・
その南側の惑って、100％真っ白のレースカーテンがされていませんか？
されてますよね？
だって外から丸見えですもんね・・・
そりゃ開けられないですよね。
おそらく一日中そうですし、一年中そうですよね。

これじゃあ、せっかく南に大きな窓をとっても
そのメリットを半減させているようなものになってしまいます。
暗くはないでしょうが、明るい家というわけでもないでしょう。

また、カーテンをしていたら気持ちいい季節に、
窓を開けっ放しにして風をたっぷりと取り込むということも
時間制限を作りながらしなければいけません・・・

せっかく家を建てるんだったら、
家の中にはたっぷりと光を採り込みたいし、
家の中を流れる風を体で感じたいですよね？

実は、これらはどんな土地であっても
設計の工夫次第でどちらも実現可能です。
要するに、どんな土地であっても工夫をすれば
光をたっぷり取り込んだ明るい家にすることができますし、
風の通り道もしっかり確保することもできます。

これが不動産屋さんには絶対に分からなくて、
住宅会社には分かることです。

ですから、決して『南側道路』にこだわるのはやめてください。
もし、そのままこだわれば家づくりが
どんどん遠のいていくだけかもしれません・・・

そりゃあ、誰しも『南側道路』がいいのは同じです。
でも、そうじゃなくても南側道路から得られるであろうメリットと
同じメリットを得ることは充分可能です。
設計の工夫次第です。

 

選択肢を多くもつためにもいろんな人から

情報を得ることが大切です。